FWAの例会ではお馴染みの江の島をじっくり西は岩屋、東はヨットハーバーまで歩いて回ろうという企画である。奥田公園から出発しイヤーラウンド江の島コース帰路のほぼ逆バージョンで江の島に向かうコース設定である。

　2、3日前の予報に反して朝から良い天気に恵まれた、その上この時期にしてはとても暖かいと言うより暑いぐらいである。参加者も殆ど上着を脱いでシャツ姿で歩いている。咲き始めた桜も一気に開いてしまいそうなそんな陽気である。こんな天気にもかかわらず、いつもの例会に比べて参加者の出足が鈍く計184名と少なかった。今日はWBC決勝がアメリカマイアミで朝から行われており、テレビ観戦の為ウォーク参加を見合わせた方が多かったようだ。

　境川から離れ片瀬中学に向かい途中から急階段を上っていくところは、YRコースとは異なるが上がってしまえば片瀬山住宅街である。眼下に藤沢の市街地が一望できて素晴らしい。富士見坂の上からは相模湾、箱根連山それに富士山も見えるが、かなり霞んでいた。住宅街の庭には春を待ちかねた花々が競うように咲いている。すばな通りも江の島仲見世通りも未だ開店していない店が多く観光客も少ない。海は穏やかで、岩屋まで往復する観光船が多くの観光客で賑わっていた。

　江の島に渡り久しぶりに岩屋まで行ってみる、岩場まで下りる階段は急で長く、老人の身にはとてもきつい。折り返してくるウォーカーが喘ぎあえぎ途中でひと休みしながら上って来た、お疲れさん。私も一歩一歩安全を確かめながらやっと下の岩場に下りた。稚児が淵からの眺めは素晴らしく、海水が浸る岩場では沢山の観光客が楽しそうに遊んでいた。

　岩屋入口手前のチェックポイントで折り返し再び島の上部に戻る。急階段はやはりきつく汗がふき出した。店の間を通りシーキャンドル（灯台）横を通過し東端のヨットハーバーへ最短の道を降りて行く。ここも急階段が続く、やっとのことでゴールのヨットハーバー前に到着した、時間を見ると11時を過ぎており約2時間のウォーキングレポートであった。
因みにWBCは、ゴール後スマホで観ていたスタッフから日本が３－２で優勝したと聞いて疲れもいっぺんに吹き飛んだ。「侍ジャパン」おめでとう❣
（阪本 茂義）