　連日、酷暑が続くこの頃、長後公園にウォーカーが集まった。8時過ぎにはすでに30度を超えているのか公園の木陰で出発式を待つ。今日も35度近くになりそうで、出発式に熱中症を警戒する話がでる。

　公園を8時45分に出発し3班体制でゆっくりと進む。引地川に出て川沿いを歩くとクサギが迎えてくれた。夏を代表する花木で、枝や葉を傷つけると独特な臭いがする「臭木」である。この連日の暑さで葉に元気がみられない。
　
　橋を渡りしばらく行くと「ツリーハウス」と呼ばれる建造物を目にする。江戸風の感じがする。車輪や建具などが利用され、なんと！太いケヤキの木を切ったその上に建ててある。ケヤキの木が土台代わりか、木は生きているようで、成長したら建物が狂ってくるのではないか。不思議な建物だ。

　森の外れから「憩いの森」に入った。樹林の中に入ると、今までの暑さから逃れホッとする。この森にお目当ての「ウバユリ」がある。しかし、朝のコース説明で、既に咲き終えていると聞いていた。「ここに咲いているよ！」と前方から声がする。なるほど一本スーッと立ち上がり花をつけている。その先に小さい花を見つけただけであった。森の中央部で休憩し、水分補給をする。

　高いフェンスに囲まれたゴルフ場脇を行き、浄水管理センターの建物が見えてきた。その先、高木に覆われたトンネルに入る。温度が下がるので気持ちが良い。脇には秋色アジサイが咲いていた。やがて綾瀬スポーツ公園に入ってきた。広大な芝がひろがり、テニスコート、野球場のフェンスが見える。左上空から轟音と共に巨大な飛行機が頭上を通過していった。先頭をゆく人が小さく見える広々とした公園だ。真ん中に綾瀬市と大和市の市境があり、ゆとりの森（大和市）の仲良しプラザで休憩した。公園の全体的業務を行う中心的な建物である。軒先をかりて一休み。周りはなだらかな斜面で広々とひろがる芝が美しい。

　再び猛暑の中を進み、時折見せる夏の花、ヒマワリとかサルスベリの花で癒やされる。ゴールの高座渋谷駅には11時半であったろうか、この暑さを避け冷房の効いた電車へと急ぐ。十分な水分補給と休養が必要である。お疲れ様でした。
（藤井　誠）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



暑さにめげず出発だ！	クサギの迎え

引地川沿いを歩く	ツリーハウス　No.１

ツリーハウス　No.２	森に入る

憩いの森に咲くウバユリ	森の中の一息

森の広場	ゴルフ場脇道

綾瀬浄水管理センター	緑のトンネル

秋色アジサイ	綾瀬スポーツ公園

ゆとりの森　仲良しプラザ	ヒマワリが歓迎

天気：晴れ酷暑　参加者：３６４人　距離：１０ｋｍ
コース：	長後公園→引地川沿い→ツリーハウス→長後憩いの森→藤沢ゴルフクラブ縦貫道 →綾瀬市浄水管理センター→綾瀬スポーツ公園→常泉寺前→小田急・高座渋谷駅